安倍首相は16日開かれた政府の経済財政諮問会議で、中央省庁の天下り規制策について「(公務員制度改革の)全体パッケージとして各省による(再就職)あっせんはなくして、機能する新人材バンクに一元化していくことが必要だ」と述べ、渡辺公務員制度担当相に法案化を進めるよう指示した。
渡辺氏の規制案に反発する自民党も新人材バンクの設置自体は認める方向で、今後はその制度設計や移行時期が焦点となる。
経験ない電気課職員が実施
北陸電力が志賀原発1号機(石川県志賀町)で1999年に起きた臨界事故を隠していた問題で、事故につながった制御棒の挿入試験を、経験がない電気保修課の職員が、誤った手順書に従って行っていたことが17日、分かった。
北陸電によると、定期検査での制御棒の挿入試験は93年の運転開始以来5回目で、過去4回は担当課である機械保修課が実施。だが事故が起きた5回目は、原子炉停止機能強化工事に伴い、電気系統の機能を確認する必要があったことから、機械保修課による試験後に電気保修課も試験を初めて行った。
PR